この夏、SKETCH BOOKから「すっくんがいちばんになった日」という絵本を限定発売致します。目標に向かって毎日小さな努力を積み上げている方に読んでいただきたいという想いで作りました。絵本のストーリー、イラストレーション、サウンドトラックは全てオリジナルです。音楽を聞きながら読んでいただけると嬉しいです。暑い夏ではありますが、この絵本に込めた大切なメッセージがあなたの心に残りますように。

ストーリーを書いたえだまめたろうからのコメント

「とあるランナーとの出会いがあり、このストーリーにたどり着きました。走るためだけに鍛え上げられたその肉体には、見る人を魅了するには充分なものがあります。しかし、心のうちは、常にいろんなものと戦っています。周りの目や評価、そして何より結果も・・・。いろんなことを気にしすぎると、思っていることを言いたくても言えない…。どこか前回の作品（ゆうちゃんのゆううつ）と重なるところを感じました。フィジカルをどんなに鍛えたとしても、メンタルが健康でなければいい結果はでません。色んなものと戦う彼の心のうちは渾沌としているようでした。しかしながら、瞳の奥には、走ることを楽しんでいる少年がいました。そんな時に、1番の意味に気づきました。結果がどうあれ、1番を目指す彼はオンリーワンの存在であることを結果ではなく、存在で示してくれています。またまた思いつきの物語ですが、小さな子どもから大人まで楽しんでいただけたらと思います。」 by えだまめたろう

イラストを描いたチドリペンからのコメント

「物語を読んで、すっくんのまっすぐな強い気持ちに惹かれました。一口に「すきなことをする」といっても、楽しさや胸の高鳴る瞬間だけでなく、最後までやり遂げる辛さに直面することも多いです。それでもすきだから、応援してくれる人がいるから前へ進んでいけます。そんなことを感じながらイラストを描き進めました。 今回のイラストは水彩と和紙を使って製作しています。和紙はちぎり絵の好きな祖母から譲り受けました。柔らかな水彩や和紙の表情も物語と一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです。そして、すっくんのこれからが楽しみです！」by チドリペン  (Instagram: @chidoripen)

音楽を手がけたTAIHEIからのコメント

「すっくんは何故走るのだろうか。何故走り続けるのだろうか。彼が走り続けるために信じているもの。多分それは彼が幼かった頃から変わっていなくて、途中でやめてしまったり、諦めるのも自分。それならやるだけやってからやめるかどうかを考えよう。私自身も彼と同じ考えで音楽と共にある人生を生きてきましたし、今も生きています。そんなことを思いながらピアノに向かい、自然と出てきたメロディを紡ぎました。是非彼のストーリーと素敵な絵と共に楽しんでいただけたら。」by TAIHEI (Instagram: @taihei0704)

写真：金子桃子

商品情報

タイトル : すっくんがいちばんになった日
カテゴリ : 絵本
作：えだまめたろう
絵：チドリペン

音：TAIHEI

発行人：Saltz
発売日：2024年7月30日

絵本仕様

判型 : 250 x 200mm
頁数 : 24p
表紙：ソフトカバー (表紙マットPP加工）